スターバックス図書館
2014/11/19 Wed. 11:03 [edit]

自動車教習所業界の研修で、佐賀県武雄市にやって参りました。
噂の武雄市図書館の見学です。

誇らしげなスターバックスのロゴ。看板も日本を代表する有名スタジオのデザインです。

館内の様子。館内撮影禁止ですが、視察団の中の一人だけ撮影できる腕章を手渡されます。
入口から入ると、目の前に幻想的な世界が広がります。非日常とさえ感じられる程の本の世界です。手前は販売書籍、奥が図書館、二階にも開架書庫が一面に並んでいます。

個人的にはこの写真が一番好きです。本棚のアーチがどこまでも続きます。この風景だけでも心を揺さぶられます。

目玉のスターバックス・コーヒー。落ち着いた館内に、程よい華やぎを添えます。

販売書籍は、重厚な海外文学からサブカルまで幅広く取り揃えています。


本の購入も貸出も、この機械で両方できます。

図書館を後にして、佐賀県鹿島市の鹿島自動車学校さんにお邪魔しました。

校舎全体は近代建築ですが、一画は昔の中学校の校舎を再利用していて、ある種ノスタルジックな趣きの教室もあります。また教習コースの広さには驚かされました。外周直線部分が、私達の教習所の2倍ほどあります。非常に豊かな教習環境です。
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この素晴らしく個性的な図書館開設の立役者、樋渡市長は、先日市長を辞職して県知事選への出馬を表明しました。
この図書館開設についての経緯は、
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ポイントは、公共施設として様々な制約のある図書館を、民のCCC、スターバックスと組み合わせて、大きな付加価値を創りだした点です。既存の法規制から出発し、議会で改正できるところは改正し、様々な抵抗に遭いながらも、年中無休で夜9時まで営業している図書館を作り上げました。そして、樋渡市長が言うところの「市民価値」が大きく上がりました。
魅力あるこの図書館を売りに、周囲に大手デベロッパーによるマンション群が建設されました。また、この図書館による知名度の向上を背景に、上場企業の工場誘致が実現しました。結果的には、地方が抱える多くの問題のうち、人口減少、雇用問題に一つの可能性を見せてくれたとも言えます。
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category: 出張
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